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魔術と念力。実践と検証。

コーラルキャッスルの謎。Magnetic currentの謎。

コーラルキャッスルというのをご存知でしょうか。

コーラルキャッスルとは、エドワード・リーズカルニンという人物がフロリダ、マイアミにたった一人で建造した構造物群の総称で、近代に入ってから作られたものです。

構造物は一つのサンゴの岩から作られており、それぞれの重さは15トンから大きいもので30トン。とても精巧な作業の痕跡があり、現在でもその工程を再現するためには重機や機材が必ず必要だろうとの見解が持たれています。

 

詳しくは他のより詳しい説明をされているサイトが多数ありますので、

ここでは省かさせていただきます。

 

このコーラルキャッスルをつくったご本人、エドワード・リーズカルニンが残したいくつかの謎について触れておきたいと思います。

 

コーラルキャッスルを一人で作ったと言われるエドワード・リーズカルニンは、どうやって一人でこの城を作ったのかと人々に問われた際、

私は古代の人達が知っていた「てこの原理」を再発見した、と語ったと言われています。ピラミッド建造の謎を解いた、とも。

彼は晩年、いくつかの小冊子を作り配布しています。その中で「Magnetic current」(直訳すると「磁気の流れ」)という小冊子は、いまでも全文をPDFで読むことができます。

 

一人で作った巨大なサンゴ岩の建造物とMagnetic currentになんの関連性があるのかそもそもが疑問に感じていました。

 

彼の職業は石工、または石の家具職人だったようで、石の加工自体は職業的にもともと専門分野だったのかもしれません。

また、彼は結核を患っていた際、その治療のために当時、結核治療にとても有効とされた磁石を常に持っていて、それを見ているうちに磁石の作用をMagnetic currentにまとめようと思ったのかもしれませんが、それにしてはこの小冊子の内容はおかしい。

手製の図解が所々に挿入されていて

そのかわいらしい図解とは裏腹に内容はとても理解しにくいものとなっており、近代の電磁気学とはかけ離れすぎている感じがするのです。彼が生きていた時代はつい70年ほど前のことで、その時代にしては情報が正確ではありません。

 

彼はコーラルキャッスルを作る際、永久運動ホルダーという装置を使ったと言われていて、これもどんなものだったのか中身が確認されないまま、永久運動ホルダーは人知れず行方不明になりました。

 

永久運動ホルダーは、巨大な三脚の上に取り付けられた黒い立方体の箱に収められていたと言われています。三脚とその立方体を確認できる写真も残っています。リーズカルニンはその三脚を使い重たいサンゴ岩を一つ一つ持ち上げ、精巧に加工したらしいのです。

 

また、何名かリーズカルニンの作業を目撃した人達がおり、その人達いわく、サンゴ岩はまるで熱気球のように浮遊して移動していたと証言しているのです。

 

真偽のほどはわかりませんし、作られた伝説の可能性も多分にあるのかもしれませんが、

この噂は現在に至るまでアメリカの人たちのロマンを掻き立てました。

いくつか特集や実際に検証も行われています。

しかし、コーラルキャッスルの作成に関しては確固たる結論はでず、ますます謎だけがのこってしまったのです。

彼は宇宙人だったとする説もあるほどです。

 

そもそもMagicとMagneticは単語がそもそも似ています。

磁力を発見した昔の研究者がMagneticはMagicのようだ、とするところからこの文字列を当てたように思いますが、

彼がコーラルキャッスルを磁力の力や自身一人だけの専門技術だけで作ったにしてはこの構造物群は人の理解を超えてしまっているのです。

 

Magnetic currentは、仮にMagic currentと題する魔術の暗号小冊子、リーズカルニンの発見した古代のてこの原理とは魔術的な力の原理か何かだったのではないのかと思うのは突拍子過ぎる話なのでしょうか。

 

Magnetic currentの電磁気学的には不可解な説明文も、魔術の解説書、とするならば再考の余地がありそうな気もするのです。

なぜならまるで、わざとチグハグなものにして真実をはぐらかしているように見えるからです。

 

最後になりましたが、Magnetic currentの31ページ目に【PERPETUAL MOTION HOLDER】(=永久運動ホルダー)の記述が見られます。図解入りで説明されていますのでご興味があれば見てみてはいかがでしょうか。