はじめに。2 前提。検証を始める前に。
過去の記録では特に魔術的な現象等が真偽は不明としても確認され信じられてきたのに対し、
現代ではそれらは確認されておらず(少なくとも私の生きている範囲では)、魔術も再現されていません。
検証を始める前にこれらの事柄を説明するために一つの仮説を設定させていただきたく思います。
この項を作り検証を始めようと考えるきっかけとなった仮説です。
人類史のある年代までは間違いなく魔術や超常の力は存在していたとします。
しかしその後、一つの時期、時代を境に物理法則を超えていた超常の力を、無理やり制限しようとする何らかの意思が働いたと考えます。
地球や、もしくは宇宙にも及ぶ規模で、超常の力の全てを抑制、もしくは制限するこの力は、超常を起こしていた因子の働きを封印する結界の役割を果たしました。
近代において魔術的なものが使用できないのはこの制限する力のせいで使用できないとする仮定です。
古代に確認されていた超常的なものを再現し現代で使用するためには、この因子を封印し制限している力をまず遮断する必要があります。遮断することができて初めて超常的な現象が実際に起こり得ると考えられるのです。
この因子を制限している力が何なのかは完全に不明ですが、遮断できるものを探して見つかるしかありません。できれば魔術的な技術や知識は必要としないものと信じたいです。
なぜなら、魔術的な技術を要求された場合、抑制されているためこの時点で現代では魔術の検証が詰んでしまうためです。
よって個人で用意できる範囲で、超常を起こす因子を制限している力を遮断できそうな物質、効果のありそうなものを探して、遮断力を無効化できるか検証をしなければなりません。
まず、より手頃なもので言うと電磁波を遮断するといわれる(?)アルミなどではどうでしょう。
裏面はアルミ。表面が紙。これはキャンディの包み紙です。
因子を制限する力が、はたして波や電磁波の性質を持っているのかは不明ですが、波や電磁波をある程度遮断できると言われているアルミなら、充分候補としては良いかとおもいます。
あとの候補としてはプラスチックやその他、近代に登場して日の浅い工業製品などが候補になるような気がします。あくまで感覚的にですが。
とにかく遮断できそうならなんでも試す価値はあるでしょう。
つぎに検証のために起こすべき現象としては「浮遊」を選択します。これは「燃焼」を求めた場合、本当に燃焼が出来てしまったら火事の危険があるため、あまり危なくない浮遊を選択しました。
危なくなければ他になんでも良いのですが。
浮遊などの超常現象をてこの原理に例えると、
現象自体は作用に相当し、支点になるのはアルミの紙自体や、その上に用意する札だったりなんらかの魔術や超常現象を生み出す装置的なものにあたります。
力点はこちらから与えるエネルギーです。
エネルギーは念でも脳波でもそれこそ呪力や言霊、精霊から力を借りるでもなんでも良いです。
トリックや偶然に頼らない、本当の物理法則を超えた何かはあるのでしょうか。あるといいですのに。